2000年8月18日

朝日川


  ようやく盆も終わり、7月以来の釣りとなった。近くの釣り場と言うことで朝日川を選んだ。4時半に出発、3月に来た以来しばらくこちらの沢には来ていなかった。暑さのせいもあり、釣り人も少なかった。車で現場に到着したのが5時半到着するや、めじろあぶの大軍の歓迎を受ける。車の窓も開けることも出来ない。朝食を済ましめじろアブを避けながら下流部より釣り上がる。

 春先に入った時には雪のため断念した渓だ。しばらく歩くと、再びめじろあぶの大軍に襲われた。あまりにも急であった為、ネットマスクも出す暇もなく首、顔を痛いほど刺された。このポイントにいつも数匹集まるので、第一投目に大物を期待したが、この時期の岩魚の習性は空中の昆虫を捕食するようで使っていた蛍光毛のターゲットに向かって突進してきた。ばらしてしまったので、さらに一時間程上流へ向かった。

 別の入渓地点より入ったが、最近入渓した痕跡があり魚影はほとんどなかった。ここの沢の上流部には入ったことがなかったので、さらに3時間かけて上流部の滝まで釣ってみた。この滝の先もあったがとりあえずここまでとした。さすがにここまでは入渓している様子もなくしばらくぶりで釣りらしい釣りを楽しむことが出来た。

 えさを付けずにターゲットを釣り針に付ける。まずは第一投ポイントに沈めるかなりの引きがあったので、大物がかかったかと期待して釣り上げる。胴体に針がかかった為、思いのほか大物と間違ってしまった。さらに釣りあがって行くと、ポイントに4〜5匹のいわなが泳いでるのが見える。近づいても、隠れる様子もなく群れ遊んでいた。この時期のいわなは集団で移動するみたいだ。春先であれば一ポイントに一尾しかいないのだが、ポイントに4から5匹群れになって泳いでいるのが見える。えさのぶどう虫を付けるが食いが悪い、かなり日も昇り暑さのせいかと思うが、この時期、毛鉤のほうがいいのだろうか。そのうちに一尾掛かってくれた。この沢は下流域とは寸断されているので釣りきればいなくなってしまうので、釣りもどすしかないだろう。ポイント毎に魚影が見えるがえさには食いつかない。魚止めまで楽しみながら釣りあがった。竿を収めた。

 帰り道、先程のポイントを覗くが岩魚の姿はどこにも見当たらなくなっていた。入渓地点まで戻り、時間を見るとちょうど昼をまわったところであった。途中みやまくわがたを見つけ家に持ち帰ったたが、暑さのため死んでしまっていた。今日のように暑い日の釣りの後に、温泉に入るのが楽しみになってしまった。ゆっくり体を休め家路についた。