[月布川(神通峡)]

小朝日岳(1647m)と鳥原山(1430)の山間を流れているのが古寺川である。古寺をすぎると月布川となり、このあたりより巨岩絶壁の渓谷「神通峡」となる。この渓谷は昭和9年頃、朝日連峰の山すそに群生するブナ材の搬出や造林事業などの国有林野経営のため、森林軌道として開削されたのがはじまりでした。神通峡の名前の由来は、ここに遊び漢詩の一節より引用し県知事であった安孫子藤吉氏が命名した。四季折々の景観は、神秘の境地へ誘ってくれます。
草木供養塔から古寺の堰堤までの約4Kmの遊歩道があり自然の景観を楽しませてくれる。サクラマス養魚場付近、まだ神通峡への遊歩道の案内標識は雪に埋もれ上だけがわずかに見える。 この古寺より根子沢沿いに地蔵峠を走ると寒河江川に至る。
手前がサクララマスの養魚場です。ここには何軒かの住宅があり、地蔵峠は早いうちに除雪されていた。まだ除雪のされてない時期はスノーモービルが唯一の交通手段だ。 ここが古寺の砂防堰堤だ。ここより上流50m、下流240mの区間が禁漁区間である。
古寺堰堤魚道、魚道幅:1.8m、型式:アイスハーバー式(らせん状)があり、サクラマス等が遡上しやすい構造となっている。 入梅前の神通峡、雪解けが終わりようやく水量がへり穏やかな流れとなっている。
大野不動尊:この地区は大野といい古寺と久保(田の沢村発祥の地)の中間にある。ここに参篭する眼病の信者は対岸の滝の聖水で目を清め、対岸の大岩「止まり石」の下で一夜を明かした。大岩の下に祭っていた不動尊は田の沢へ移され祭られている。 神通峡不動明王:滝の左手に見えるのが不動明王半迦像(黒御影石 線彫り 高さ6尺 幅3尺 厚さ3寸) 平成2年建立と年数はあまり経過していない。
このサイズ9寸超え、ようやくでた岩魚。このクラスは多くでないのが残念。 たも網にいるのがサクラマスの稚魚、いたるところでこの大きさの稚魚が群れ泳いでいる。釣れて来るのはこの放流サイズの稚魚ばかり、はやく大きくなるように、楽しみしてます。