[鳥海山]

  東北地方の多くの火山が那須火山帯に分布しているなかで、鳥海山は、月山とともに鳥海山火山帯に属している。その基盤は新第三の岩石で、鳥海・月山を結ぶ南北方向にいくつもの断層が走っていることから、鳥海山はこの基盤の一番弱い部分を選んで噴出してできたものと見られている。
 鳥海山を東西の方向から眺めると、単一コニーデ型の美しい山容をなしているが、これを南北方向から見ると東と西にそれぞれカルデラをいただく、高低2つの円錐形の山体、つまり東鳥海と西鳥海が結合してできた、複合火山であることがわかる。
 この2つの火山体は、それぞれ、その噴火口内に数次の爆裂を繰り返すうちに、大きな馬蹄形の火口壁をつくり、さらにたくさんの寄生火山や火口湖を形成するなどして、複雑な地形を形成していった。(昭文社 エリアマップより)

車道終点。ここには駐車スペースが約30台前後あり最近建設されたと思われるきれいな休憩所がある。 天気がよく鳥海山頂がきれいに見える。
滝の小屋より望む鳥海山頂。かなりの車があり、このコースから50〜60人は登っているだろう。 河原宿付近には雪渓がかなり残っており、登山客はみんな水場として利用していた。
あざみ坂付近の雪渓 このあたりでまだスキーを楽しんでいた。ただ往復の登り降りはかなりきつそうだが、見ているだけで涼しくなってくる。
右端上の雪渓の下に鳥海湖の湖面がわずかに見える。 これらの雪渓が日向川支流の源頭部にあたる。
行者岳より望む中島台(馬蹄形の火口壁:左側) 左より新山(2,236m)、七高山(2,230m)、行者岳
(伏拝岳より望む)
七高山(2,230m) 鳥海山三角点七高山より望む新山、御本社

河原宿付近の草花